YAMATOUMI YOMO-YAMA
¥7,700
長野県の野尻湖のほとりで蒸留を行う『YAMATOUMI farm and distill』さんから、待望のクラフトジンが届きました。
怪しく濁ったヘイジーな液体。そのわけはたっぷり入ったボタニカル。
蒸留所の目の前にある畑で、蒸留家の瀬木さん自ら種採りもしながらハーブを育てています。
濁るほど贅沢に使えるのは、栽培をしているからこそ。
そしてその濁りは旨みと香りが詰まっている証。
生産者さんへのリスペクトを胸に、クラシックなジンとはまた違う自由な表現で、蒸留の可能性と楽しさを示してくれる蒸留所です。
こちらは蒸留家の瀬木さんが「やってしまいました。過去最高に訳のわからないものを作ってしまいました」と語る一本。
とても怪しく濁ったこの液体は、信濃町の黒姫駅前にある酒屋「萬屋酒店」の90周年をお祝いとして作られました。
萬屋さんの敬愛する日本酒蔵「大信州」の粕取り焼酎をベースに、蒸留所から湖の対岸に見えている戸隠山で採取された「ソウラヨモギ」と、「ジュニパーベリー」を加えて蒸留した後、さらにソウラヨモギを浸漬させています。
草っぽさと滋味に加え、ソウラヨモギ特有の爽やかなメントール感が調和し、和食との相性抜群な仕上がり。
いつも通り、ストレートでも口当たりがいいようにアルコール度数は37%と低めですが、もはやそういう問題ではない気がしているそうです。
もちろんラベルにはGINと書いてありませんし、これは多分ジンではない、とのこと(笑)
おすすめはソーダ割り、特にぎゅっとレモン等の柑橘を搾ると爽やかさが一層際立ちます。
見た目に反して美味しいですよ!
信濃町のテロワールと、最高の酒屋の90周年に乾杯しましょう!
ラベルの文字は、戸隠で「手打ちそば岳」を営む曽根原功さんによるもの。
蕎麦や書道だけでなく、山菜、キノコ、竹細工など、戸隠山にある様々な事象に造詣が深く、尊敬できる友人の一人なのだとか。使用しているソウラヨモギのほとんどは曽根さんが採取しています。
収穫、蒸留、瓶詰め、ラベル貼り。その全てを手作業でコツコツと。
多少のズレ、ブレ、歪みは手作りの温かさと捉えてくださいね。
【YOMO-YAMA】
distill date:Jul ,6th ,2024.
batch No. :1
lot: 510 bottles
alcohol:37%
base spirit:粕取り焼酎 大信州酒造(長野)
botanical:ソウラヨモギ、ジュニパーベリー