Anco 2023・720ml(Fattoria AL FIORE)
¥3,800
宮城県川崎町にて、日本の風土に寄り添うナチュラルワインを造るワイナリー『Fattoria AL FIORE』。
ブドウの栽培も行っていますが、それはドメーヌへのこだわりからではなく「生産者さんの苦労を知るため」。
生産者さんと深く繋がり敬意を持ち、アルフィオーレらしいワインを仕立てています。
ワイン造りのセオリーに捉われることのない柔軟さと、醸造家かつ料理人である目黒さんならではの視点を通した味わいは、日本ワインを敬遠している方にも体感してほしい美味しさ。
出汁など儚い旨味文化を知る私たち日本人の身体に馴染み、外国の方にとっては新鮮さとともに楽しんでもらえるであろうワインです。
こちらの『Anco 2023』は生食ブドウであるデラウェアを醸し発酵させたオレンジワイン(アンバーワイン)。
4ヶ月もの長期醸しにより生食用品種ならではの香りが消え、完熟とともに消えやすい酸に対してはほんのり嫌味のない程度に揮発酸を乗せています。
十分なアルコールのボリューム、心地よい揮発酸、古樽による酸化熟成とアンフォラによる酸化熟成。
デラウェア単体では一辺倒になりやすいところ、醸造方法で複雑味や奥行きを出しています。
日本の風土に馴染むブドウで仕立てられた『Anco 2023』は、日本の食材や料理ともよく合います。
生食用品種でワインを仕込むことの意味や目指す方向性を模索してきたそうですが、ワイン造りと向き合って10年目という節目の今年、完熟デラウェアの表現方法のひとつの答えを見い出せた気がしているそうです。
向こう5年は成長し続けていくポテンシャルがあり、抜栓後の経過もとても長いため、少しずつ楽しめることも魅力。何本かストックしておきたくなりますね。
アルコール:12.9%
味わい:デラウェア/和三盆/金木犀/はじかみ(生姜)/キャラウェイシード
シーン:お料理に合わせるほか、くつろぎながらワイン単体で
温度帯:16〜20℃
グラス:ブルゴーニュグラスなど、丸みがあり口がすぼんだもの
料理:コールスロー、豚肉煮込み、麻婆なす
飲み頃:今〜2029年
飲みきり:1週間ほど