ミコト屋納豆
¥2,050
SOLD OUT
賞味期限:2025.11.1
ミコト屋印のオリジナル納豆!
材料は、神奈川県「はやし農園」さんの稲わらに棲む天然の納豆菌と大豆のみ。
大豆は北海道「伊藤農場」さんの自然栽培の大粒大豆を、大阪谷町にある「らくだ坂納豆工房」さんに昔ながらの方法で丁寧に仕込んでもらいました。
納豆菌の働きを待ち、ゆっくりと醸された納豆は大豆本来の甘みが感じられるフレッシュな味わい。
そこから時間の流れとともに納豆らしい風味と旨みをたっぷりと膨らませていきます。
生きた納豆菌の存在を実感できる味わいの変化、仕込みごと、さらにはパッケージごとに違う、自然が作り出すゆらぎを楽しんでくださいね。
大粒大豆ならではの旨みを感じてほしいので、タレは入っていません。
まずは何も味付けせずに納豆本来の味を感じてください!
そのあとは塩をぱらり、醤油をたらり、お好みで。
料理との相性も抜群です。おいしいねって言ってもらえたら、ネバった甲斐があるってものです!
※容器はお返しいただくと再利用が可能です。
ご来店のご予定がある方はぜひ、洗浄のうえご返却いただければ幸いです!
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内容量:500g
原材料:大豆
冷蔵賞味期限:製造より2週間
冷凍賞味期限:製造より半年間
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詳しいエピソードはこちらから!
“ミコト屋印の納豆” 作っちゃいました!!ご飯、味噌汁、納豆は、朝ごはんの三種の神器。好き嫌いはあれど、不動の国民食であることは間違いないですよね。
いつかオリジナルで仕込んでみたいとずっと思っていました。その理由はいくつかあって、近年、納豆の消費量は増えているのに対し、工場数は激減していて小さな工房がどんどん減っていること。ほとんどの納豆は培養された納豆菌を振りかけ発酵させたもので、植物に棲む天然の納豆菌を使った昔ながらのものはごく僅かだということ。
大きな工場で効率良く生産し、たくさんの人の手に渡るようにする。これも大切なことだけど、小さな工房でも、昔ながらの製法でゆっくり丁寧に仕込まれた納豆が食べたい。
そんな折に、出会ったのが、「らくだ坂納豆工房」の伊戸川さんでした。日本酒に特化した「味酒(うまざけ)かむなび」という銘酒居酒屋の店主でありながら、大豆と稲わら、そこに棲む天然の納豆菌のみを使って納豆を醸しているというユニークな二足の草鞋の持ち主。
飲食業界に入りたての20年ほど前からさまざまな発酵食品を醸し、7色のカビを生やしてしまったこともあったそうですが、試行錯誤のすえに今では自家製納豆を使った料理がお店の看板メニューとして君臨!ついには工房を持つに至ったのだそうです。
しかし、培養された納豆菌を使った納豆のシェアの高さからもわかるように、天然菌は扱いにくい。培養菌の約2倍の時間が掛かり、伊戸川さんが“優等生“と呼ぶ早いものでも20時間、長いものではワラを追加したりしながら48時間ほどかかるのだそうです。
それでも美味しさへの探究心から天然にこだわり、もしかすると一生コントロールできないのかも、と語るほどにワイルドな納豆菌の機嫌を伺いつつ、日々向き合っていらっしゃいます。
仕込んでくれる職人さんが見つかり、次は材料!
天然の納豆菌で仕込む場合には、菌が棲んでいる植物が必要になります。
一般的なのは、無農薬のお米の稲わら。
納豆の発酵に使われる枯草菌の一種、納豆菌は稲わらを始めとしたイネ科の植物に多く棲んでいるのです。
というわけでご近所農家のはやし農園・林さんにお願いし、刈り取りを終えたばかりの稲わらをいただきました。
林さんの田んぼは、青葉区民みんなのふるさととも言える寺家町にあります。
お一人での田畑の仕事をこなしながら、地域の方の憩いの場を荒らしてはいけないと、美しい田園風景を保つことも意識されているローカルヒーローです。
そして、次にして最後の材料、大豆!(材料少な!)お父さんの代からお世話になっている、北海道の伊藤さんの大豆をいただきました。
酷暑によりかなり生育が厳しく、いつも以上に貴重な自然栽培大豆。
茹でているそばからパクパク食べたくなってしまう、ふくよかな旨味と甘味のあるミコト屋太鼓判の大粒大豆です。
こうして2つの材料が大阪谷町にある「らくだ坂納豆工房」さんの元へ。
新品で買ったものは圧力鍋くらいだそうで、こたつの電熱や扇風機を駆使し、冷蔵庫を保温庫にした自作のムロを作ったり‥。
子供心にも近いチャレンジ精神で創意工夫とDIYを重ねた工房はまるで秘密基地!
そこでまずは殻に閉じこもっている納豆菌を活性化するため、稲わらを煮沸。
他の菌は殺菌され、納豆菌はむしろ目を覚ますのだそう!
そして大豆をたっぷりの水に浸け、じっくり火を通す。
大手メーカーでは行われないというアク取りも、雑味が出ないよう丁寧に。
お鍋からは、もこもこと白い湯気がひろがり、秘密基地はおいしい香りでいっぱいに!
茹で上がった大豆と切り揃えた葉を容器につめ、あとは納豆菌の活躍を見守ります。
この納豆、パッケージは500gのタッパー入り。
これまで個包装のものを食べるたびに気になっていたあのゴミ‥
発酵の具合を確認するために透明である必要があることから、プラスチック容器を使っており、残念ながらゼロウェイストとはいきません。
ですが、これまでよりもゴミを減らすことができる他、食べ終えた後のタッパーをお返しいただければ、リユースさせていただきます!
ちなみに工房のある「谷町」は、明治時代に谷町で開業していた相撲好きなお医者さんが貧乏な幕下力士から治療費をもらわなかったエピソードから、相撲界でパトロンを意味する「タニマチ」の由来となった地名だそう。
「タニマチ」のように、食と健康をそっと陰で支える存在で在りたい、そんな思いから生まれたのが「谷町納豆」です。ぜひご賞味ください!







