WANDER AROUND
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ベトナム、ホーチミンの情緒を感じるランドスケープと、「ずっきーにいやん」こと鈴木一史さんが手掛けたピザ店「Pizza 4P’s(ピザ フォーピース)」のインテリアを撮影したZINE。
撮影は我らがMasahiro “Lai” Araiさん。
“枯山水”がテーマだという「Pizza 4P’s」の内装。
日本らしさ、モダン、印象的でありながらシンプル、ナチュラル、ピザカウンターのライブ感‥
現地スタッフとの言葉の壁がありながら、商業施設内の店舗という大きな制約の中でそれらを表現したアートワークワークが、たっぷりと堪能できます。
中でもディレクションを行い、ベトナム人アーティストにオリジナルで作ってもらった椅子はお気に入りなんだとか。
(なんと、イタリアのデザインアワードで受賞もしています。)
手がけた二つ目の店舗「Vo Van Kiet 」では、廃棄されるボトルでテラゾーをデザインし、テーブルやスツールの資材として用いています。
ほかにも「Pizza 4P’s」で出るチーズの副産物であるホエーで壁を塗った後に、自家焙煎コーヒーの抽出液を塗布したりと、より自由な発想でデザインを楽しんだそう。
食材廃棄について考え、実行に移している「Pizza 4P’s」らしさも垣間見える内装です。
“世界中の笑顔を増やしたい”という理念がどう体現されているのかをぜひ感じてみてください。
ライさんの目線を通して切り取られたビジュアルがたっぷりと楽しめるだけでなく、テキストも掲載。
鈴木さんと、施工主である益子夫妻との対談が綴られています。
大切にしているというクライアントとの日常会話、デザイン以上に重きを置いているという気持ちよさ、大胆さと繊細さを兼ね備えた美しさ。
「何をいいとするかは個人の感覚によるもの。世の中に迎合し決まることに違和感を覚える」そう語る鈴木さんの頭の中も、ちょっぴり覗ける一冊になっています。
Photography:Masahiro “Lai” Arai
Book Design:Shota Urakawa
Publisher:Kazufumi Suzuki